2015年 〜全英への道〜ミズノオープン

川村昌弘 「全米」に続き「全英」出場なるか

2015/05/27 16:52
グリーンとの相性に難を唱える川村昌弘。ゴルフの聖地を目指し、今年こそ!

国内男子ツアー「ミズノオープン」は28日(木)から4日間、岡山県のJFE瀬戸内海GCで開催される。優勝の行方とともに注目されるのは、上位4人に付与される「全英オープン」(7月16日~)の出場権争いだ。今年はゴルフの聖地・セントアンドリュースが舞台とあり、選手たちの口調も自然と熱を帯びる。

21歳の川村昌弘もその1人。2日前の最終予選を通過して初のメジャー出場を決めた「全米オープン」(6月18日~)に続く、2つ目のメジャー出場権を狙う。

準備も万端に整えてきた。前週「関西オープン」をスキップした同週土曜日には、同コースに足を運んで1.5ラウンドを事前プレー。開幕前日のプロアマラウンドで18ホールを回り、最後の仕上げを終えた。

しかし、計45ホールを経た川村の表情は、どこか芳しくない。「3年連続で(予選カットラインに)かすらずに落ちているので、やってみないと分かりません」。初出場の2012年から昨年まで、102位、98位、102位といずれも下位に沈む相性の悪さ。「パープレーがベストスコアなので、あまり大きなことは言えない。まずはアンダーパーを目指します」と、口に出す目標は謙虚にとどめた。

近年は欧州、アジア、ワンアジアと海外ツアーを積極的に転戦する川村にとって、未知の難関コースとの出会いは楽しみの1つでもある。とりわけ伝統ある名門コースには目がない。セントアンドリュースは、もちろん「1番の目標ではあります」という夢舞台。今年は、やすやすと軍門に降るわけにはいなかい。(岡山県笠岡市/塚田達也)

2015年 〜全英への道〜ミズノオープン