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一気の81人抜き♪ベストスコア「65」の谷口徹放談

ジョーダン・スピース、顔負けでしたね♪」。ホールアウトするなり、開口一番そう切り出す選手もそういない。ただ、谷口徹なら“さもありなん”だ。埼玉県の太平洋クラブ江南コースで開催中の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」2日目。大会2勝の47歳は、1番(パー5)での1イーグルと、前半5番からの5連続を含む7バーディ、2ボギーの「65」(パー71)をマークし、前日の105位から通算4アンダーの24位にジャンプアップしてきた。

「きのうはパターが入るイメージがなくて、今週は無理(予選落ち)だと思って、ホテルも今朝チェックアウトしたろうかと思った。でもきょうは1番から、よーいドン!でイーグルが入って気分が出てきた。途中からラインが光って見えました」。スタートホールのパー5で2オンに成功。6mのチャンスを活かし、勢いづいた。

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7番ではグリーンサイドからチップインバーディ。「途中はカップど真ん中から入ったと思ったら、途中で右に曲がるんで、あれ!おう?ううっ!うう!と思ったら、お!と入った」。ショットとショートゲームが噛み合い、S.K.ホ(韓国)と並ぶこの日のベストスコアをマークした。

予選2日間、同組でプレーしたのは小田孔明と近藤共弘。開幕前日は「今週は強い選手と回れるわ。やる気が出る」と話していたが、前日に5打の先行を許した2人を1日で一気に抜き去り、「去年の(賞金ランク)1、3位。まあ“去年の”だから。ちょっと勢いがなかったです。きょうは『がんばれよ~』とか言って、眺めときましたわ。“しゅーん”としとった♪」とご満悦だ。

2012年以来、ツアー優勝から遠ざかっている今季の目標は肉体改造。「体だけ、ローリー(マキロイ)に近づける。ゴルフは二の次(笑)」だそうだ。「テレビで見てると、まだ(マキロイの)10分の1くらい。あいつは速い…ほんとに速い…。体が大きくなければ、ボールも飛ばない。そうなれば、しっかりしたスイングもできる。いまはトレーニングが中心。そうすると元気になる」

「(弟子の)松村道央がバカにするんで…『あ、“タニロイ”さんじゃないですか!』とか言う。しばくぞ、お前、言うて…」。今年から東京へのジム通いも始め、いまや「やらないと落ち着かない」というほどだ。

「(1Wの飛距離で)近藤くんとかに1ydでも近づくと楽しい。勝ったら『お前、シニアか』って言ったろう♪」。老け込むことを知らない、なめらかな口調は3日目も続くだろうか。(埼玉県熊谷市/桂川洋一)

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2015年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

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