2015年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

前週欧州で5位 川村昌弘の次のターゲットは海外メジャー出場

2015/05/13 17:21
モーリシャスからの旅は経由を含めて実に20時間…21歳は元気いっぱい

埼玉県の太平洋クラブ江南コースで14日(木)に開幕する国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」。欧州ツアー、アジアンツアー、サンシャインツアーの合同開催となった前週の「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」で5位フィニッシュを決めた川村昌弘が出場する。

アフリカ大陸東方のインド洋に浮かぶモーリシャス共和国。リゾートアイランドでの好成績は好調なショットが演出した。「フェアウェイは広かったけれど難しくて。ピンポイントに打っていかないといけないコースだった。ショットが“キレキレ”で…ティショットも良かったし、セカンドもピンに寄った。(パー5の)2パットバーディも多かったんですよ」。

最後は優勝争いには加われず「パットが『どんだけ入らないんだ!』って感じで…初日の68、2日目に69を出したけれど、どっちも30パット以上だった」と口惜しそうだったが、
賞金約4万ドルを上積みしアジアのシード確保に大きく前進。シーズン序盤で、胸をなで下ろすことができた。

モーリシャスからはドバイ経由で今週月曜日(11日)の深夜に帰国。コース入りしたのは開幕前日の13日(水)で、早朝から18ホールをチェックした。練習ラウンドを多くこなす他選手に比べれば準備不足とも捉えられるが、これが世界のコースを転戦する川村のスケジュール。入念な体調管理こそが重要だ。

目下の目標は海外メジャー「全米オープン」と「全英オープン」の出場権獲得。全米は25日(月)の36ホール競技で行われる予選会(岡山県・鬼ノ城ゴルフ倶楽部)で上位通過することが条件(出場枠は未定)となる。

一方、全英は5月末の「~全英への道~ミズノオープン」で上位4位(有資格者を除く12位タイまで)に入るか、翌週「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」終了時点での賞金ランク上位2位に食い込む必要がある。今大会の優勝賞金は3000万円。次の目標に近づくためにも、上位進出を逃せない。(埼玉県熊谷市/桂川洋一)

2015年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯