2015年 東建ホームメイトカップ

「勇気ある決断だった」 宮里優作がBSとのクラブ契約を解消

2015/04/15 19:44
今季からクラブ契約をフリーにした宮里優作。チャレンジのシーズンが幕を明ける

国内男子ツアーの今季初戦「東建ホームメイトカップ」は16日(木)、三重県の東建多度カントリー倶楽部・名古屋で開幕する。ディフェンディングチャンピオンは宮里優作。このオフは「初心に返りアプローチとパットの精度、スイングの微調整など、細かいところをしっかりやってきた」と足場を固め直し、プロ14年目のシーズンインを迎える。

その宮里は今季、大きな変化とともにシーズン開幕戦の舞台に立つ。アマチュア当時から使い続けてきたブリヂストンスポーツ(以下BS)とのクラブ契約を解消。継続するのはボールやキャディバッグ、キャップなどクラブを除いたギアのみで、宮里のキャディバッグには複数メーカーのクラブが差されていた。

「これまでブリヂストンスポーツさんのクラブしか使ったことがなかった。他のクラブを使うことで新しい感覚が生まれたり、発見があると思った」。

BSのクラブは1Wとウェッジのみで、フェアウェイウッドはタイトリストとキャロウェイ、アイアンはミズノを使用。現状のセッティングについて「寄せ集めみたい」と苦笑するものの、自分が興味を惹かれたクラブメーカーの担当者に電話をかける直接交渉の末に揃えたラインナップでもある。「試させてください、みたいな感じで。クラブの特性など、揃った感じはしています」と、選りすぐりのクラブたちにまんざらでもない様子だった。

「勇気がいる決断だった」という覚悟とともに厳選した14本で、まずはスタートダッシュを狙いたい。(三重県桑名市/塚田達也)

2015年 東建ホームメイトカップ