今シーズンをなんとか乗り切った藤田寛之。左肩の状態は想定よりは良かったというが…。

2014年の国内男子ツアーで最終戦まで賞金王を争った藤田寛之が、月曜日、都内でJGTOの表彰式に参加。この日の午前中は病院に行き、痛みに苦しめられてきた左肩の精密検査をしてきたことを明かした。

「最悪、手術ということも考えていたけど、思っていたよりも肩の腱や関節の状態は良かった」と、藤田。「詳しいのは今後」としながらも、MRI画像を見た医者の判断は、“損傷がひどく手術を要する状態”ではない、というものだったという。「だいぶ、ほっとしましたね」と、まずは胸をなで下ろした。

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ただ、今後のスケジュールは未定だ。今週末に開催される「Hitachi 3Tours Championship」には「直前ですし、出ます」と強行出場するが、毎年恒例となっているシーズンオフのハワイ合宿は「白紙の状態」。「3ツアーズ――」後は、「痛みが出なくなるまで置くことになると思う」と、肩を休めることに専念する。

「痛みが取れるのにどれくらい掛かるかはまったく分からない」という状態だが、「そんな深刻じゃないので、意外によかった」と、表情にはかすかな安堵感も浮かんでいた。（今岡涼太）