「B」の重み 宮本勝昌がホストプロ最上位で決勝へ
2014/10/24 19:18
千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースで開催中の「ブリヂストンオープン」2日目。ブリヂストンスポーツ契約の宮本勝昌が、14人がエントリーしたホストプロ最上位の6位タイで決勝ラウンドへ。この日4バーディ、1ボギー「68」(パー71)でプレーし、16位からの浮上を遂げた。
同じくホストプロの池田勇太、宮里優作らがカットライン付近で辛くも予選を通過した中、42歳のベテランが気を吐いた。ギャラリーが集中する前半最後の9番、最終18番と、いずれのパー5で2オン成功からのバーディ奪取。同組で回ったブリヂストン契約のブラント・スネデカー(アメリカ)にも、通算で3ストローク上回ってみせた。
先月「ANAオープン」で4年ぶりのタイトルを飾ったが、以降4試合は2回の予選落ち。前週「日本オープン」も2日間で姿を消した。「先週は悪かったけど、今週は上手くいっている。僕は波があるから」と現在の調子を言葉にするのは難しいようで、宮本の中では自然な“流れ”と捉えている。
では、今週は上昇の波にある?「その時々で変わってくるからね」と、やはり本人にも不透明な様子。しかし、「長年お世話になっているので、優勝したいという目標、夢はある」と、未勝利のホスト大会でカップを掲げたい気概は、人一倍強い。
バイザーに縫い込まれている「B」のマークは軽くない。「テレビにいっぱい映してもらえるように頑張ります」と、言葉に力をこめた。(千葉県千葉市/塚田達也)