裏ホスト！？片山晋呉がゴルフ以外で大会を盛り上げる
今年6月の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」から戦列を離れていた片山晋呉が、約2ヶ月間のブランクを経て、今週の「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」でツアー復帰を果たす。
腰、肩、首と故障が続き「最高に痛いときは、ほとんど寝たきりでしたね。2週間ぐらいなにもできなかった」と、ゴルフをするどころではない状態が続いた。7月には国内女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」のプロアマ戦に出場したが「あれはレディスティからだったし、フルバックからゴルフをしたのは先週2回だけ。歩いて18ホールラウンドしたのは、それこそ2ヶ月ぶりですね」と、慣らし運転の状態ながら、この日行われたプロアマ戦は完走した。
「まだ、完治したわけじゃないけど、今週はホストだし、まずは明日の18ホール頑張ります。それができたら予選2日間リタイヤせずにやりきりたい」。
今年から大会の冠スポンサーとなった株式会社アールズエバーラスティングの石村良平社長と懇意のあった片山は、同社が大会のスポンサーになることが決まった日に、社長から声をかけられスポンサー契約を結ぶことになった。
スポンサー契約をした場合、ウェアやキャディバッグに会社のロゴなどを入れて、広告活動を行うことが多い。しかし、片山の身の回りには同社の名前がどこにも入っていない。「でしょ、不思議だと思うでしょ。裏ホストプロだからね。密かに契約して、ゴルフ場以外で協力しているから･･･」。
プロゴルファーがゴルフ場以外で？と疑問は膨らみ質問を続けると「実は今日からテレビCMが始まるから。内容？たいしたことはしてないけど、実際に見てよ」と嬉しそうに話す。体調面では万全とはいかないが、テレビのモニターを通して大会に貢献する。これもまたプロとしての大きな役割だ。（福岡県糸島市／本橋英治）