松山英樹 17位へ浮上も「全英」に課題
2014/07/06 17:11
北海道のザ・ノースCCで開催された「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の最終日。23位からスタートした松山英樹は4バーディ、1ボギーの「68」(パー71)として通算3アンダー、米ツアー初優勝からの凱旋試合を17位タイで終えた。
昨日まで不調を訴えていたショットはフィニッシュの崩れも少なく、「普通にチャンスにつけられるくらいにはなった」と復調気配。それと同時に、3日目までイーブンパーが並んだ停滞の流れも打開した。前半3番(パー5)では手前花道から1.5メートルに寄せ、今週初めてのバーディ先行。さらに続く4番でも3.5メートルを決め、これも今週初となる連続バーディをスコアカードに並べた。
3バーディで折り返した後半も次々とチャンスを演出し、10番、15番、17番と2メートルにつけてギャラリーの歓声を誘う。しかし、ショットと同じく3日目まで不調が続いていたパットは、最後まで好転に傾かなかった。いずれのバーディパットも外してスコアを伸ばせず、11番では8メートルから大きくオーバーさせて3パットのボギー。「もうちょっと上位にいきたかったので残念」と肩を落とした。
そして松山の視線は、2週間後に迫った海外メジャー「全英オープン」へ。「今週の課題を1週間でしっかりと調整して、全英では上位にいけるように頑張りたい」。その課題とは、この日もチャージまでには達せられなかったグリーン上にある。「このパットでは、どこに行っても成績が出ない。原因は何個もあると思う」と自らに厳しい言葉を投げかけながら、英国の舞台を見据えた。(北海道千歳市/塚田達也)