2014年 つるやオープンゴルフトーナメント

硬くて遅い?グリーン上で大苦戦 石川遼は30位後退

2014/04/25 18:22
タッチが合わずに苦しみ続ける石川。30位から決勝ラウンドでの巻き返しを狙う

兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで開催中の「つるやオープンゴルフトーナメント」2日目。2アンダーの15位タイから出た石川遼は、後半に崩れて「72」とスコアを1つ落とし、通算1アンダーの30位タイで決勝ラウンドに進んだ。

米国から帰国して3日。体調は日々回復しつつあるが、石川はこの日もグリーンスピードへの対応に苦しんだ。インから出ると前半13番のティショットで300ヤード超かっ飛ばして最初のバーディ。15番(パー5)では7番アイアンで2オンに成功し、2パットで楽々2つ目を奪ったが、4メートルのイーグルパットを外したことへの苛立ちが大きかった。

「あれくらいの距離が2日間を通して入っていない」

17番(パー5)では、スコアの上では良い流れに水を差すボギー。ティショットを左サイドのラフに曲げ、残り260ヤードの第2打は前方の木を避けるべく5番ウッドでドローをかけたが、「(野芝の)ラフでフライヤーして、ボールが戻ってこなかった」と、ボールはグリーン右奥の斜面まで転がり、結局3オン3パット。後半は4番など、勝負所でのパーパットを沈め切れなかった。

「パッティングに安定感が無い。2日間やってグリーンに合わせていけないのは力不足」。両足の裏で感じる硬いグリーンの感覚と、ボールが転がるスピードのギャップを埋められないまま終えた予選ラウンド。「(首位と)7打差。明日次第だと思うので頑張りたい」とホールアウト後は西日を浴びながら練習場で黙々とボールを転がし続けた。(兵庫県川西市/桂川洋一)

2014年 つるやオープンゴルフトーナメント