宮里優作 石川遼との同組に「そうなるかな…と」
2014/04/23 16:40
3月のアジアシリーズを経て行われた2014年の日本男子ツアー国内初戦「東建ホームメイトカップ」を制した宮里優作。昨季最終戦での悲願の初勝利から早々に2勝目を挙げ、迎える24日(木)開幕の「つるやオープンゴルフトーナメント」では、ホストプロの横田真一、今年日本で初出場となる石川遼と予選ラウンド同組となった。
「先週勝った時点で、そうなるかな…と頭にあった。楽しみですね」と言う宮里。現在米ツアーを主戦場としている石川との同組ラウンドは、過去に11度あり「僕はいつもギャラリーとして見ていた。どうやって打つのかなって」と笑ったが、タイトルを手にしてからはもちろん初めて。「遼ちゃんは時差ボケもあって大変。アメリカとは違う、こっちのゴルフをまたしなくてはいけないと思う」と思いやりながらも、迎え撃つ立場を心待ちにした。
アップダウンがある洋芝主体の山の原ゴルフクラブ 山の原コース。宮里自身「好きなんだけど、スコアが出ない」と相性の悪さを感じている。
右ドッグレッグのホールが多く、ティショットはフェードボールが得意の選手には打ちやすい一方で「セカンドは打ち上げが多く、フェーダーには厳しい」と分析。「距離感を出そうと思うと、フェードに頼ってしまう。そのへんのバランスが難しい」。ここ2大会は、その年に賞金王に輝いた藤田寛之、松山英樹が制したトーナメントはまず、ショットの引き出しと精度が試されそうだ。
なお、22日(火)に帰国した石川はこの日、会場に姿を見せず、キャディのサイモン・クラーク氏がコースをチェック。昨年「カシオワールドオープン」以来の国内試合は、ぶっつけ本番で挑む。(兵庫県川西市/桂川洋一)