石川遼は18位で笑顔なし 次週の連覇へ切り替え
2013/11/10 17:24
茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で開催された「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」。今季2戦目の国内男子ツアー参戦となった石川遼は、通算2アンダーの18位タイでフィニッシュした。
強風が吹き荒れた最終日。石川の表情は、上空と同様に曇りがちだった。出だしの1番で第1打から右ラフ、バンカーを渡り歩きボギーが先行。その後も「風以前の問題。ショットがバラバラでゴルフにならなかった」とプレーに精彩を欠いて7番、11番でボギーを叩いて後退し、最後まで上位を脅かすことはできなかった。
終盤15番(パー3)では7番アイアンでのティショットをピン手前1.5メートルにつけてバーディ。17番ではグリーンサイドのラフからチップインバーディとして終盤に見せ場も作ったが「ドライバーが全体的に悪かったし、リカバリーも良くなかった」と自己評価は厳しいもの。ボギーフィニッシュでの「74」に笑顔はなかった。
次週は「三井住友VISA太平洋マスターズ」。2年ぶりのツアー優勝を飾った昨年大会を含め過去2勝を飾っているが「もちろんコースは分かっているけれど、今年は今年で芝の感触も違うかもしれないので、しっかりと合わせていきたい。まずは初日に良いスタートを」と、慎重な心構えを強調した。この日のラウンド直後、すぐにパッティング練習に取り掛かるなど、早くも調整に余念がない。(茨城県美浦村/桂川洋一)