2013年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦

石川遼は20位浮上もトップとの差は変わらず

2013/11/08 17:31
あと1つでも、2つでもパットが決まれば…という、溜め息の出る展開となった2日目。ムービングデーにさらなる巻き返しを狙う

茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で開催中の国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」2日目。イーブンパーの36位タイから出た石川遼は4バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算3アンダーの20位タイへと浮上した。

雨模様の初日から一転、青空に包まれた第2ラウンドで、石川の序盤はバーディラッシュを予感させた。2ホール目の11番で2メートルの下りパットを沈めると、13番(パー5)ではフェアウェイから3打目のウェッジショットをピンに絡め、“お先”のバーディ。前日苦しんだ5番ウッドでのティショットも復調気配を見せ、生命線のアイアンで次々とチャンスを作った。

ところが15番(パー3)では1.5メートルを外すなど、中盤以降は下りのラインを残し、バーディパットを決めきれない展開。「短い距離はうまく真っ直ぐ打てている。悪くないんだけど、入ってくれない。ちょっともどかしさがある」。後半伸ばしたスコアも1つに留まり、「あとはミドルパット、ロングパットが入ってくれると良かったかなと思う」とグリーン上での勝負を、週末に向けて浮上のポイントに挙げた。

順位こそ浮上させたが、首位の選手との差6ストロークは初日と変わらぬまま。バーディ合戦の展開が引き続き予想され、石川は最終日に逆転のチャンスがあるストローク差を「4打」と見定めた。「今日までのショットがあれば、うまく攻めていける。明日次第で最終日のプレーも変わってくる」と、まずはトップとの差を2つ詰めることがムービングデーのひとつのノルマ。「日曜日に優勝するためにどうするか考えてプレーしたい」と視線を鋭くした。(茨城県稲敷郡/桂川洋一)

2013年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦