2013年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント

池田勇太、首位キープも嘆き節「36パットでいいから…」

2013/11/01 17:42
入念にラインを読む池田。最終日まで笑顔でグリーンに上がりたい。

兵庫県のABCゴルフ倶楽部で開催中の国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」2日目。池田勇太は苦しみながらも「69」で回り、単独首位の座を守った。

前半アウトは6番のボギーに続き、7番で3オン3パットのダブルボギーを叩くなど苦しい展開。しかし後半は出だし10番でのバーディきっかけに、スコアを4つ伸ばすナイスカムバック。それでも、ホールアウト後のトーナメントリーダーからは、前日に続いて自信のこもった言葉は聞けなかった。

「たまたまと言ったところ。まったく自信がない」、「いつ入らなくなるんだろうと思ってやっている」。苦手…いや、「嫌い」と自認するABCゴルフ倶楽部のグリーンとの悪戦苦闘はこの日も同じ。バーディパットを外せば、たちまち微妙な距離のパーパットが残る。

「(18ホール)36パットでいいから、“お先”を打ちたいよ!」。タッチに苦しむ、心の叫びは止まなかった。

だがやはり、パーオン率は連日1位の88.89%とショットは依然として好調。ここ2年、背中痛で棄権していた試合で今季初勝利にまた一歩近づいたことは間違いない。(兵庫県加東市/桂川洋一)

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