プロ3戦目の嘉数光倫が3位発進

国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」の初日、この試合がプロ転向後3戦目となる嘉数光倫（かかず・てるみち）が、3アンダー3位タイの好スタートを切った。

デビュー戦の「ANAオープン」では初日に8位タイ、2日目には7位タイに浮上したが、最終的に56位でフィニッシュした嘉数。2戦目は先週の「日本オープンゴルフ選手権競技」では46位タイで予選通過を果たし今週の試合を迎えた。

午前10時ごろから降り始めた雨は3時前まで降り続け、多くの選手が縦の距離感などに苦戦。しかし、嘉数は「自分を見失わないように集中できました。ピンチも多かったのですが、アプローチでしのぎました」と、3バーディ、ノーボギーにまとめた。

「いままでの2試合で予選を通過したことは自信になっています。今回もまずは予選通過が大きな目標です。でも、通過だけでは満足いかないです。1つでも上を目指すのがプロだと思いますし、トップ10に入りたい。上位に入るには、自分がどのようなゴルフをすればいいか知りたいです」。

23歳、プロ3戦目とは思えぬ落ち着いた話し方で自分の考えを丁寧に話す。試合に慣れてきた矢先ではあるが「この試合が今年の最終戦になります」と言う。「今は（11月のサード）クオリファイに向けて心の準備はできています」。

もちろん、この試合で優勝を果たすことができれば、クオリファイに出場しなくても来季のシード権は獲得できる。さらに、男子ツアーは試合で5位タイ以内に入れば翌週の試合に出場することが可能だ。この日は初のノーボギーでラウンドをしたが、2日目以降も落ち着いたプレーを続けることができれば、次週もツアーで戦かうことができそうだ。（千葉県千葉市／本橋英治）