2013年 コカ・コーラ東海クラシック

14歳の中3・岡崎錬が首位と3打差発進

2013/10/03 18:58
イーグルあり、ダブルボギーありと、あどけない顔に似合わず激しいゴルフで首位と3打差につけた

国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」は例年、開催週の月曜日に本戦出場(プロ6人、アマ2人)をかけたマンデー予選会が実施されている。今年、そのアマチュア部門で7アンダー「65」をマークしてトップ通過を果たした岡崎錬(おかざき・れん)が大会初日、1イーグル4バーディ3ボギー1ダブルボギーの1アンダーで、首位と3打差の9位タイにつける好スタートを切った。

まだ岐阜県・美濃加茂西中の3年生。以前にも4試合ほどマンデーに挑戦した経験はあったというが、突破してプロトーナメントの晴れ舞台に立つのは初めてだった。「スタートの時は緊張してしまい、左の林に打ち込んでしまいました」と、スタートの10番は初々しいボギー。だが、12番パー5では、ピンまで残り250ヤードの2打目を3番ウッドで振り抜いてピン奥5メートルに2オンし、下りのパットを沈めてイーグルを奪った。

「今日のラウンドでは、あのイーグルが一番印象に残っていますし、あのホールで緊張が取れました」

しっかりとした口調に現れる本来の落ち着きを取り戻した後も、バーディあり、ボギーあり、会場の三好CC名物ホールの16番パー3はティショットを右サイドの斜面に打ち込んでダブルボギー…。と、スコアカードの上では出入りが激しくも見えるが、チャレンジする姿勢は終始貫き、1アンダーでホールアウトしてきた。

「今日はイーブンパーを目標にしていたので、思ったよりも上を行きました。優勝とかは考えずに、予選通過を果たしてベストアマを獲得したいです」と、残り3日の長期戦を見据え、浮かれることなく目標を語った。

この1年間に身長が10センチ以上伸びて、現在は167センチ。「ドライバーの飛距離も20ヤード以上は伸びました」と話す14歳のスコアは、どこまで伸びるか未知数だ。(愛知県みよし市/本橋英治)

2013年 コカ・コーラ東海クラシック