2013年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

痛みは消えず…大会ホストプロ丸山茂樹が今季初出場

2013/07/03 18:04
今季ツアー初出場の丸山茂樹。歩いている途中でも左手が気になる

昨シーズン、左手の故障の影響から来る不振でシード権を喪失した丸山茂樹。2013年シーズンはここまで、ケガの療養とリハビリに努めていたが、今週、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで行われる「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」に出場する。

開幕前日のプロアマ戦を終えた丸山は、左右の手の平を見比べながら、こぼした。「めっちゃ腫れちゃったなあ。シワが無くなってきてる」。左手親指の付け根部分が、大きく盛り上がっている。昨年、痛めた患部は今も癒えぬままだ。

ホストプロを務める今大会のため、数か月前から密かにプロコーチのもとを訪れ、調整を続けてきたと言うが、万全の状態には程遠い。「先月(6月)にやったラウンドは2回。今月はすごいね。(7月1日から)月、火、水。3回もやったら、手は痛い、足は痛い、心は痛い」

注射を打つようになってから、痛みの度合いは「10から6」に軽減されたという。しかし、一番の悩みは、依然として完治までの道筋が見えていないこと。「休んだところでどうにかなるわけじゃない。もう一回対策を練らないといけないかなと言うのが本音。困ったもんでございます。複雑ですね」。

それでも今週は大会の盛り上げ役を担い、2日(火)には松山英樹に請われて練習ラウンドをともにするなど、周囲からの期待はやはり大きく、精力的な動きが、否が応でも求められる。「何せ久しぶりの試合。不安を抱きながらだけど、とにかく一生懸命やるしかない」。手負いの体でも精一杯役目を果たす。(北海道千歳市/桂川洋一)

2013年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント