前週プロ初の予選落ち 松山英樹は北の大地で再スタート

国内男子ツアーの「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」は4日（木）から4日間、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで行われる。前週の「～全英への道～ミズノオープン」でプロ転向後初の予選落ちを喫した松山英樹にとっては、仕切り直しの一戦だ。

今週1日（月）にダンロップスポーツとの契約発表を終えた松山は、2日（火）から当地で練習を開始。丸山茂樹と練習ラウンドをともにし、スイング調整や2週後の「全英オープン」に向けてもアドバイスを得た。

そして開幕前日3日（水）は、冷たい雨風が吹きすさぶ中、プロアマ戦に出場。「あまりボールにしっかり当たらなかった」とショット、パットともに苦笑いの出来だったが「自分の中で整理して明日に向けて調整したい」と視線を初日に向けた。

今大会を終えると、翌週には渡英し18日開幕の全英に出場。さらに翌週以降も米ツアーの「RBCカナディアンオープン」などを含め、4週連続で海外でのトーナメントに出場する予定となっており、戦いの舞台は一層大きくなる。

それでも松山が見つめるのは足元だけ。「先週予選落ちしてるので、まずは予選を通過したい。そこから上位を目指せれば」。2年前の同大会では決勝ラウンドに進めなかったこともあり、口にする最初の目標は普段通り謙虚だった。（北海道千歳市／桂川洋一）