2013年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

相性抜群? 谷口徹と日本プロ日清カップ、そして総武CC

2013/05/15 20:03
今季初勝利を“弟子”の松村に先を越された谷口徹。借りはメジャータイトルで返す?

栃木県の烏山城カントリークラブで行われた昨年度の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」を制し、10年大会以来2度目の大会制覇を成し遂げた谷口徹。試合巧者のベテランは、同大会においてこの2勝を含め2002年から6度のトップ10入りを果たしている。

そして今年の舞台となる千葉県の総武カントリークラブとの相性も見過ごせない。1998年~2007年まで同会場で行われた「サントリーオープン」(1973年は愛鷹シックスハンドレッドC、74年~97年は習志野CCで開催)では、10度の出場で6度のトップ10、優勝こそないが3度の2位があった。

ディフェンディングチャンピオンとして臨む今年。「グリーンは硬いし、フェアウェイに行ってもバーディを量産できる感じとは違う」と、当時の記憶と比較しながら、国内メジャーの難セッティングに警戒心を募らせた。しかし「サントリーオープンは大好きだった。林間コースで、ティショット、アイアン、パターすべて良くないといけないコース」と勝負師の心は躍る。

予選2日間は「中日クラウンズ」を制した“弟子”の松村道央、そして松山英樹と同組となった。「引導を渡されないように気を付けないと。このコースでは面白い。パワーか、カタいゴルフか。新旧交代させないように頑張ります。僕も長くゴルフをやっているので、そう簡単に負けたくない」と半分以下の年齢のルーキーへの対抗心もメラメラ。

昨年「ブリヂストンオープン」で自身初の大会連覇を達成。「公式戦でできたら最高。4日間、必死にやってそれに近づけるように」とモチベーションが上がる要素は十分すぎるほどにそろっている。(千葉県印西市/桂川洋一)

2013年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯