2013年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

ショットに不満?松山英樹 開幕前日は2度の打ち込みで調整

2013/05/15 19:35
プロ転向後初の国内メジャー。ドライビングレンジで打ち込んだ松山英樹

国内男子ツアーのメジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は16日(木)、千葉県の総武カントリークラブ 総武コースで開幕。今年4月にプロ転向した松山英樹は、この“プロゴルファー日本一決定戦”は初めての参戦となる。

開幕2戦目の「つるやオープン」でプロ初勝利(ツアー2勝目)をマークし、賞金ランキングトップを快走中とシーズン序盤戦からインパクトある活躍を見せているルーキー。前週末は「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」に出場したが、その直前のウィークデーには、この総武カントリーで練習ラウンドを行っていた。

開幕前日の15日(水)は正午過ぎにコースに姿を見せ、ラウンドは行わず、練習場で調整。「最終日まで戦う体力がいけないので、休養しようと思いました」と体力温存を狙っていた。

しかしこの日の松山は、打撃レンジでショットを打ち込み、パッティンググリーンで練習した直後、再び打撃レンジへと向かった。「良い感じになるかなあと思って行ったんですけど…」と、思い通りにいかない弾道に顔をしかめながら、一心不乱にスイングを続けた。「絶好調です…」とは口にしてみたものの、その表情は苦笑いそのもの。「まずはティショットをしっかりいかないと」。コースの去り際には状態を嘆く言葉が口をついた。

左右を高い木々に囲まれるコースの難易度は頭に入っている。それでも国内メジャーの独特の雰囲気は「あんまりないですね」と強心臓ぶりは健在。たとえ調子が悪くても…周囲がそんな期待を寄せてしまうのが、いまの松山英樹だ。(千葉県印西市/桂川洋一)

2013年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯