今季初勝利を狙う池田勇太「自分のトーナメントで」
2013/05/15 19:25
国内男子ツアーのメジャー今季初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は16日(木)から4日間、千葉県の総武カントリークラブ 総武コースで行われる。2009年大会でツアー初優勝をマークして以降、メインスポンサーの日清食品と所属契約を池田勇太にとっては、大いに力の入る一戦だ。
選手会長に就いた今シーズン。初の試みとなる2試合のアジアシリーズを経て、国内開幕から3試合を終えた。ゴールデンルーキー松山英樹の活躍のほかにも話題は少なくない序盤戦。池田は「ツアー自体は持ち上がっていると思う」と、ここまでを振り返る。
「開幕戦で塚田(好宣)さんが勝って、(つるやオープンでは)ジャンボさんがエージシュート、松山(英樹)も勝った。中日クラウンズでは(松村)道央さんも久しぶりに勝ってね。若い(選手の)部分と熟年の部分の色がうまく出ていると思う」と責任のある立場としての表情には、どこか安心感も漂う。
しかし、「ただそこに自分自身が出ていないのは寂しい」というのが正直なところ。ツアーを引っ張る存在ではあるが、まずはプロゴルファーとしての職務を全うすることを何よりも重視する。今大会を前に「(自分の色が)自分のトーナメントで出てくればいいなと思います」と強い意気込みを見せた。
前週のツアー外競技「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」では、大会連覇を達成したばかり。「調子が悪くないというのは、引き続きというところ。今は体の疲れを上手く取りながらゴルフをするのが、調子を維持できる」。まだまだシーズンの立ち上がり。ビッグイベントで主役としての存在感をアピールする。(千葉県印西市/桂川洋一)