松山英樹 2日目は不発も「許容範囲」
2013/04/19 18:56
国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」は初日の穏やかな天候から一夜明けた2日目は、朝から強風がコース内を駆け巡った。多くの選手がスコアを崩し、注目のルーキー松山英樹もその風に翻弄される1日となった。
スタートの1番はフォローの風にも乗ってドライバーで推定360ヤード先のフェアウェイをとらえるがバーディを奪えず、2番では左に曲げてアプローチとパッティングでパーセーブに成功した。しかし、続く3番パー3でボギーを先行、11番でもボギーをたたき序々に順位を下げていく。
終盤まで2つのボギーで耐えていたが、16番パー3でグリーン奥からのアプローチを寄せきれずのボギーをたたくと、17番パー5はティショットを右サイドに曲げるトラブル。ティグラウンドからはボールの行方がわからず「バンカーかなと思いました」という松山の期待は外れ、バンカーの右サイドに広がる池に吸い込まれていた。
スコアが伸ばせる確率もあった17番で4つ目のボギーをたたき初日の貯金は全て使い果たしてしまった。通算イーブンパーは10位タイ。「同組の2人が耐えていたのに、自分だけズルズル落ちてしまった。この風はショットもパットも打てていないので倍以上に難しく感じました」と悔しさを募らせる。
それでも「まずは予選を通過できて良かった。まだ、トップとは4打差なので許容範囲だと思うので、この後練習する前に何を修正したら良いかを考えたい」と、首位とのスコア差を1つでも埋めるべく、残り2日間の決勝ラウンドで巻き返しを図る。(三重県桑名市/本橋英治)