松山英樹、開幕戦で明日プロアマデビュー
2013/04/16 18:33
国内男子ツアーの2013年開幕戦「東建ホームメイトカップ」でプロデビューを果たす松山英樹は、前週に名古屋地区に移動し、今大会の会場となる東建多度カントリークラブや他のゴルフ場をラウンドして調整を行った。
大会2日前には連日の練習ラウンドを考慮し、練習も軽めでパッティングに時間を費やした。「仙台で調整している間は調子が良かったのですが、こっちに来てから今ひとつです」と話す松山。明日の大会前日は、プロとしての初仕事ともいえるプロアマ戦に出場することが決まっている。
このプロアマ戦とは、ゲストのアマチュア3名に対してプロが1名加わり1ラウンドするもので、プロはホスト役として時にはアドバイスを行い、もてなすことが仕事となる。初体験を前に松山は「そうですね、特別緊張とかはないです。誰か先輩に動き方を教えていただくこともなく、自分なりにやってみたい」と冷静に話す。
大会予選2日間の組み合わせも発表され、昨年の賞金王・藤田寛之、選手会長で大学の先輩にあたる池田勇太とのペアリングにも「特に気負うこともないですね」とサラリとかわした。この3人は昨年の「日本オープンゴルフ選手権競技」の予選でもラウンドをしているが「すいません、内容とか全然覚えていません」と淡々と応える。
いまだ緊張感は湧かないと話す松山ではあるが、ひと言ひと言の受け答えの中に硬さも見られた。まずは、ホスト役のプロアマラウンドを楽しみ、大会初日に気持ちを持って行くことが重要となる。(三重県桑名市/本橋英治)