張が首位キープ!櫻井勝之が単独3位に浮上
チャレンジトーナメント開幕戦「Novil Cup」の大会2日目が徳島県のJクラシックゴルフクラブにて行われた。朝から雨が降り続き、時より強風が吹き付け、正午現在の公式気象情報でも風速は秒速9.9メートルと難コンディションとなり、サバイバル合戦となった。
7アンダースタートの張棟圭は、出だしの10番でバーディと好スタートを切ったが、16番ホールから4連続ボギーをたたくなど中盤からスコアを崩し、この日は2つスコアを落としたが通算5アンダーで何とか単独首位を守りきった。
マクリーンもバーディとボギーが交互に出る苦しい展開となったが、1オーバー「73」と踏ん張り、通算4アンダーと首位との差を1つ縮めた。
そして、もう一人アンダーパーでホールアウトしたのが2011年に「日本アマ」のタイトルを獲得している櫻井勝之だ。このタフなコンディションの中、1バーディ、2ボギーにまとめ通算1アンダー、首位から4打差の単独3位に浮上した。日本ツアー初優勝を狙う張、マクリーン。そしてプロ初優勝を狙う櫻井が最終日最終組で激突する。
<マッチョ櫻井がプロ初優勝を目指す!>
大会2日目を終えて、通算1アンダーの単独3位につけた櫻井勝之がプロ初優勝にチャレンジする。
一昨年QTを突破して、昨年大型ルーキーとしてプロデビューした櫻井勝之だったが、昨 年は櫻井にとって屈辱の1年だった。アマチュア時代にツアーで何度もベストアマに輝いているにもかかわらず、ルーキーイヤーの昨年は出場したツアー4試合、チャレンジ2試合の全て屈辱の予選落ち。獲得賞金も0円に終わった。
「去年悔しい結果に終わってしまったので、今年はトレーナーをつけて、アジアンツアーにも出場しないで、イチから体を作り直すことに専念していました。トレーニングに打ち込み、それだけをしていました。体重も12kg増えましたし、飛距離も20ヤードくらい飛ぶようになりました」。
イケメンで知られていたが、1年ですっかりマッチョに変わっていた。自慢の髪の毛も、今週の大会前に、バサッと散髪してくるなど、気合い十分。昨年の屈辱をばねに、見事上位で決勝ラウンドに進出を決めたNEW櫻井。目指すは一気に優勝だ。