2012年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

藤田寛之、賞金王秒読み 次週16位以上で初戴冠

2012/11/25 18:27
次週は2連覇中の国内メジャー最終戦。初の賞金王を派手に飾るか。

高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催された国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープン」最終日。藤田寛之は4バーディ、1ボギーの「69」でまわり通算11アンダーの9位タイでフィニッシュ。他選手の状況を受け、単独7位以内に入れば初の賞金王のタイトルが決まったが、決着は次週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に持ち越された。

出だしの1番からバーディを決め、最終戦を残して勝負を決めるかに思われた藤田。しかしその後はやはり前日までと同様、パッティングに悩まされ、あと一歩及ばなかった。「ショットも近いのがなかなか無かった。パットが入った人間が上に行ったという感じですね」。トップと5打差を追い、逆転での今季4勝目を狙ったが「今日のイチからでは普通に入ったくらいでは追いつかない。上が伸びなければ…とは思っていたが…」と笑顔は少なかった。

それでもツアー史上初となる40代での賞金王初戴冠は秒読みだ。藤田のほか、望みが残るのは約3781万円差を追うランキング2位の谷口徹だけ。26人が出場する優勝賞金4000万円の最終戦で、大会3連覇を狙う藤田は単独16位以上(=賞金224万4478円)の成績を収めれば自力で決定。谷口は逆転のためには優勝するしかなくなった。(高知県芸西村/桂川洋一)

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