横尾要が上がり4ホールで5つ伸ばしシード権確定
2012/10/28 18:46
国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」の最終日は、単独首位スタートのキム・キョンテ(韓国)に対し、同じく最終組でラウンドする横尾要と宮本勝昌の同級生が挑む形となった。
ところが、4番のティショットをOBにしてダブルボギーをたたいた横尾が早々に脱落したかに見えた。しかし、6番パー5でのバーディ後はパープレーで耐え凌いでいると、終盤に怒濤の追い上げを見せて通算15アンダー3位タイに食い込んだ。
比較的バーディが獲りやすい15番パー5でバーディを奪うと、16番パー3はホールインワンなるかという会心のショットでバーディ。さらに17番は同組の宮本が8mのバーディを決めたラインの内側、6.5mを決めて3連続。そして最終18番パー5は、ティショットをフェアウェイに置くと189ヤードを5番アイアンでピンの右3.5mにつけた。上りのラインを読み切ってイーグルを奪うと、大歓声に応えるように満面の笑みでホールアウトした。
「上がりだけでしょ、恥ずかしい」と照れ笑い。「ラッキー、やっとシード権が決まったよ、これで」。今大会で870万円を加算し、今季の総額は約2300万円。ランキングは前週の61位から41位へとジャンプアップした。「情けないけどよく我慢した。今日は天気がもってくれて本当にラッキー」と、18番で見せた笑顔はクラブハウスに戻ってもしばらく続いていた。(兵庫県加東市/本橋英治)