宮本勝昌あと一歩及ばす、予想通りの2位

「マイナビABCチャンピオンシップ」の3日目を終えて、「自分の優勝はない、2位タイとかでいいんです」と断言していた宮本勝昌は、優勝に最も近い1打差の通算16アンダー単独2位となった。

クラブハウスに戻り、第一声は「2位もビリも一緒だよ！byいけだ」と、今季の「ANAオープンゴルフトーナメント」で3戦連続2位に終わった池田がラウンド後に発言したコメントを準備していたかのように語り、周囲を和ませた。

13番でボギーをたたくと、続く14番は1.2mのバーディパットを外した。しかし、15番パー5でバーディを奪い、17番は8mのバーディパットを沈めると、最終18番でイーグルを奪えばプレーオフ進出という展開に持ち込んだ。

ティショットは右サイドのラフへ。それでも残り170ヤードの最短ルートで2打目次第ではチャンスを引き寄せることができた。ところが、8番アイアンでの2打目は、狙いよりも13ヤード左に落ちて、イーグルパットはカップにかすることも無かった。

「現状では精一杯です。よくやったという感じです。もう少し優勝争いを感じるまでできたら。まだまだですね。残り3試合・・・いや4試合、チャンスが来るように頑張りたい。日本シリーズの可能性も少しは出てきたかな」。

今週を終えて賞金ランキング（海外メジャー獲得賞金額を除く）で先週の52位から32位に浮上。最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」への出場資格（国内賞金ランク25位以内）に、残り3試合で食い込む可能性も出てきた。（兵庫県加東市／本橋英治）