藤田寛之、目標の世界ランク50位へあと僅か
2012/10/24 17:43
先週の「ブリヂストンオープン」で惜しくも2位に終わった藤田寛之だが、週明けに発表された世界ランキングは前週の66位から55位へと浮上した。そのことに藤田は「なんであんなに上がるんですかね。2、3位ぐらいは上がると思ったけど、ほかの国でも試合はしているでしょ」と、予想を上回る上昇ぶりに戸惑いの笑みを浮かべる。
今季3勝を果たしている藤田の目標の1つが、年末時点での同ランキングで50位以内に入ること。「周りの意見としてはもっと優勝して賞金王を狙うとか言ったほうがいいんでしょうけど、賞金王はまだ5試合あるのでわかりませんし。やっぱり世界ランキングのほうが自分のレベルを見つめる意味でもわかりやすいので」と、この勢いで早々に50位以内を目指す。
そして今週の「マイナビABCチャンピオンシップ」は、藤田にとって相性が良い大会の1つだ。優勝こそしていないが、2007年に4位タイ、09年、11年と3位タイに入る成績を残している。「得意という印象はあまりないのですが、相性は悪くないと思います。やはりこのコースはグリーンが要注意ですね」と、多くの選手が苦戦する高速グリーンには警戒心を強める。
先週も優勝争いをしたことに「正直疲れはありますよ。でも、自分より年上の谷口(徹)さんだって頑張っているし、もっと上のジャンボさんや中嶋(常幸)さんとか凄い人たちがいますので、40代前半の自分が泣き言いっちゃダメですよね」と、連戦かつ優勝争いでの疲れを言い訳にせず今週の優勝争いに加わり、少しでも世界ランキングを上昇させることを企てる。(兵庫県加東市/本橋英治)