2009年 東建ホームメイトカップ

心機一転!宮里優作がボウズにピアス効果で5年ぶりに開幕決勝へ!

2009/04/17 20:33
耳にはピアス、キャップの下には3ミリカットのボウズ頭というスタイルで戦う宮里優作

国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」に、ひときわ日焼けした褐色の肌で登場した宮里優作。その風貌は昨年までの宮里とは一見違ったものだった。頭髪はさっぱりと丸刈りにし、左の耳にはピアスが1つ。パッと見、ワイルドさが感じられる。

その宮里が、2日目に2ストローク伸ばし通算2アンダーの21位タイで決勝ラウンド進出を決めた。宮里が開幕戦で予選を突破するのは、2004年以来5年ぶりのこと。初優勝を期待され続け、毎年着実にシード権も確保している宮里だが、「開幕戦で予選を通るのなんて何年ぶりだろう・・・」と、宮里本人もすごく前のことで覚えていないほど昔とは以外だ。

ラウンド後、宮里は「この頭は自分で刈っています。2週間に1回ぐらいですが、刃先の調整を3ミリにしたバリカンを使っています。ボウズ頭にするのは学生の時以来ですね。楽だし、シャンプーの量は少なくてすむし、エコですよ(笑)」と笑顔がこぼれる。

ピアスも頭髪も思いつきでやったという。それは、昨年までの自分を何か変えたいという意識はあったが、気持ちを変えるために、まず見た目から入ったと続ける。これまでの宮里は、兄の聖志や妹の藍と比べるとゴルフに対してだけでなく、完璧主義のところが目立った。ショットへのこだわりや、コース攻略のこだわりなども完璧に行うことを目指していた。

しかし、今年は少し気持ちに余裕を持ってゴルフに臨むという。練習においても、「練習しなきゃ(だめ)という考えだったんですけど、そうだ、練習でもしておこう、ぐらいの気持ちで行きます。だから明日の優勝を狙える位置に順位を上げなきゃ、ではなく、優勝狙える位置に上がれたらいいなっていう感じですね」と、これまた笑顔だ。開幕戦から早速、ボウズ&ピアス効果を発揮した宮里。念願のツアー優勝に向けたシーズンがスタートした。

2009年 東建ホームメイトカップ