キム・キョンテ 連覇で復調の兆しをつかめるか
2012/07/04 18:42
国内男子ツアー第9戦「セガサミーカップ」は5日(木)から4日間、北海道のザ・ノースカントリーGCで行われる。昨年大会では最終日を単独首位で迎えたキム・キョンテ(韓国)が逃げ切って優勝。日本ツアー通算4勝目をマークした。
今季のキョンテは昨年同様、春先の米ツアー、母国韓国でのトーナメント、そして日本ツアーでのプレーを“兼任”。しかしながら今季は日本ではここまで5試合の出場で全試合予選通過こそしているものの、トップ5入りは1度だけ。前週は米ツアー「AT&Tナショナル」に出場しパッティングに苦しんで44位タイに終わるなど、満足いく戦績を残せていない。今週は時差ボケによる睡眠不足とも戦っており「1時間しか眠れなかった」と苦笑いする。
それでも昨年のこの一戦は「全英オープン」の直後に優勝したこともあり「去年もここで勝ってからその後、良くなってきた」と、思い出の試合でシーズン後半戦に向けた“きっかけ”をつかみたい狙いがある。「明日からは硬くなってコースももっと良くなると思う。大丈夫」。実力者のディフェンディングチャンピオン、今年も優勝候補の一人からは外せない。(北海道千歳市/桂川洋一)