松山英樹は43位で全英出場ならず

岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開催された「～全英への道～ミズノオープン」最終日。2アンダーの46位タイから出た松山英樹は5バーディ、3ボギーの「70」で通算4アンダー。43位タイに終わり、上位4選手に付与される7月の「全英オープン」出場権獲得を逃した。

インコースからのスタートとなった最終ラウンド。松山は前半12番で5メートルを決めてバーディを先行させたが、14番（パー3）ではパーオンを逃してボギー。その後もバーディとボギーが入り乱れる展開で、急浮上はならなかった。

「あれだけ、4日間を通してパットが入らないと上にはいけませんね」と最後までグリーン上でのプレーに苦しんだ。「真っ直ぐは打てているけれど、読んだラインに対してタッチをしっかり出さなければ」と距離感のズレが上位進出を阻んだ。

それでも「マスターズの時よりはパットの内容が良い。これを続けていきたい」と前向き。理想のスタンス幅を探している最中で「この試合に合わせられなかったのが悔しい」と話したが、徐々にフィットさせつつあるという。

今後は7月3日（火）に奈良国際ゴルフ倶楽部で開幕する「日本アマチュア選手権」が大一番となる。プロツアーは同26日（木）から29日（日）まで北海道・小樽カントリー倶楽部で行われる「サン・クロレラ クラシック」に参戦する予定だ。（岡山県笠岡市／桂川洋一）