2012年 日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills

池田がイーグル奪取で暫定単独8位に浮上!

2012/06/01 17:46
15番(パー5)では、セカンドショットをピン手前1mにつけるスーパーショットを披露し、イーグルを奪った。

国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」の2日目、45位タイからスタートした池田勇太が、1イーグル、5バーディ、1ボギーの「65」をマークし、通算5アンダーの暫定単独8位に浮上している。

朝から小雨がぱらつくかと思えば、時折、陽が差すなど不安定な天候の中でのスタートだったが、8時9分にティオフした池田は序盤に3つのバーディを奪取。後半の15番(パー5)で、スプーン(3番ウッド)で放った残り277ヤードのセカンドショットは、「まさに今の調子の良さを物語っている」という言葉どおり、ピン1mにつけるスーパーショットでイーグルを奪った。

しかし、最終18番(パー4)ではティショットを右に曲げるトラブルで、2打目は出すだけ。このホールを唯一のボギーとした池田はホールアウトするなり、好スコアとは対照的にふくれっ面の表情を見せた。「昨日は17番、今日は18番と上がり2ホールでボギーを打っているようじゃダメだね。機嫌が悪いのはそのせい」と、あくまで硬派を演じる。

今季、ここまでの予選ラウンド通過時点の順位を見ると、先週の「ダイヤモンドカップゴルフ」での20位タイが最高位。決勝ラウンドに進出した全試合で順位を上げてフィニッシュしているが「特に意図してのことじゃない。トップに近づくには楽な位置で(決勝ラウンドを)迎えられる方が良い」と、メジャーという大舞台でようやく今季初勝利の見える絶好のチャンスを引き寄せた。

「残り2日。今日のようにプレーが噛み合えば、優勝できると思っている」。チャンスを活かすも殺すも池田次第。出場選手誰もが感じているこの難コースで、明日もその“噛み合い”は見られるのか。(茨城県笠間市/糸井順子)

2012年 日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills