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今野康晴 公傷からのシード“復帰”が決定

千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンで開催された国内男子ツアー第6戦「ダイヤモンドカップゴルフ」最終日。特別保障制度(公傷制度)を利用してシーズン序盤戦を戦っていた今野康晴が通算10アンダーの3位タイに食い込み、残りシーズンでのシード選手“復帰”を決めた。

7アンダーの7位タイから最終ラウンドをスタートした今野は、出だし3ホールこそパーが並んだが、4番で右から8メートルを沈めて勢いに乗った。5番で2連続バーディを決めると、7番(パー5)では残り180ヤード、6番アイアンでの第3打がカップにおさまりイーグルを奪取。後半に2ボギーをたたいてしまったものの「69」でホールアウト。「(肩の荷が)だいぶ下りました」と息をついた。

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2009年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で通算7勝目を挙げたが、翌10年から腰痛、そして首痛のため不振に陥った。11年には賞金ランキング75位に沈み、シード権獲得圏外に。しかしこの腰痛を理由に、ツアーの特別保障制度を利用して、今季は8試合の出場権を手にしていた。今シーズンをシード選手として戦うためには、この8試合のうちに稼いだ金額を、昨年度の獲得賞金額に上積みさせ、昨年の賞金シード獲得者最下位(2011年はランキング71位の選手)の金額を上回る必要があった。

今野の2011年の獲得賞金は約1177万円。この12年シーズンで、6月の「ミズノオープン」までに約302万2821円の獲得が求められたが、今大会終了後の賞金額は約838万円。2試合を残して到達した。

ラウンド前に痛み止めの薬を服用したりと、まだ完治していない状態が続くとはいえ、復活への道筋を歩き始めている。どん底の状態の時は、起床した直後に、両腕の感覚が戻るまでに5分、10分と時間がかかったほど。自宅の階段を下りることすら苦痛だった。しかしトレーニングも再開し、練習にも打ち込む準備も徐々に整いつつある。「優勝にはまだ近づいていないと思うけれど、上位でプレーする機会が増えていけば良いと思う」と話す表情は晴れやかだった。(千葉県木更津市/桂川洋一)

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