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藤田が語るプロゴルファーの存在意義

国内男子ツアー第2戦の「つるやオープン」で自身通算12勝目、この優勝で5年連続優勝記録を継続している藤田寛之は、「すごいですよね」と自らの足跡を一見冷めた目で捉えている。

「生涯獲得賞金10億円とか、マスターズ出場とか、ワールドランキングとか。最近、自分自身ですごいと思うことが多くなってきているので、使い分けないと危険ですね」。コースに出れば“プロゴルファー”藤田寛之としてプレーに集中しているが、一歩離れて自分自身を見てみると、傍観者としてその実績に感嘆してしまう。「そのすごいのを維持しよう、もっと強くしようと思うので、また頑張るんです」と、藤田にとっても一流プロゴルファーという役を演じているという感覚に近いようだ。

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42歳になった藤田の元には、自分に気持ちを重ねる同年代の人たちからの熱い声援も届いてくる。そんな人たちに伝えたいのは、自らの姿勢だと藤田は訴える。「優勝よりも生きざまやプレーから何かを感じてもらいたいです。一生懸命やっている姿から感じてもらう方がうれしいですね。40過ぎて頑張ってるねって言ってくる人には、皆さん自分なりの悩みがあると思うんです。僕は頑張っている姿を見せ続ける立場にいる。みんなもそれを見て頑張る。そこにプロゴルファーでいる意味があると思うんです。勝ち負けは自己満足、通過点にすぎないと思うんです」。

結果はあくまでも結果にすぎない。「賞金王と(賞金ランキング)52位でも、ただ結果がそこにあるだけで、そこにプロゴルファーの価値があるかと言われるとそうではない。飾りのようなものですね」。だから、賞金王を目指すモチベーションにならないのだと藤田は言う。

それぞれが与えられた環境の中で、精いっぱいの努力をするのが大切なこと。それがプロゴルファー藤田寛之からの励ましの言葉であり、応援に対する報いだ。そしてまた、自らの言葉を裏付けるように、地道な練習に限られた時間を注ぎ込む。(兵庫県川西市/今岡涼太)

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2012年 つるやオープンゴルフトーナメント



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