2011年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

松山英樹が史上2人目のアマチュアプレーヤーとして最終戦出場

2011/11/30 17:27
松山英樹は開幕前日はプロアマ戦に出場せず、打撃レンジなどで調整。優勝カップが置かれた会見場で心境を語った。

2011年の国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は12月1日(木)~4日(日)までの4日間、東京よみうりCCで開催される。前週までの年間優勝者と国内賞金ランク25位以内の選手のみが出場権を付与される同大会には、松山英樹(東北福祉大2年)が出場する。

今年で48回目の開催を迎える伝統を誇る同大会に、アマチュア選手が参戦するのは2007年大会の石川遼に続く2人目。11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制した一人のチャンピオンとしてティオフする。

前週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」で予選落ちした松山は、28日(月)から2日間、当地で練習ラウンドを敢行。初めてプレーするコースの感触を確かめ、とりわけグリーンを入念にチェック。「今できる最高のレベルまでは自分の調子を上げてこられた。いいイメージで、万全の準備ができたと思う」と話した。

今大会で優勝した「三井住友VISA太平洋マスターズ」から4週連続でプロツアーに出場することになる。前週には火曜日、水曜日にアマチュア大会(文部科学大臣杯争奪第4回全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦)を戦い、翌木曜日からツアーに参戦する強行日程。だが「疲れは無いです」とキッパリ。「これくらいやっていける体力がないと戦えない。マスターズは4日間だけだが、思ったより体力を使った。これからオフにまた体力をつけたい」と先を見据えている。

長いシーズンの締めくくり、好成績を残した選手だけが集うエリート大会とあって、独特の雰囲気を感じるプロも多いが「最後だからといって、これでゴルフをやめるわけじゃない」と淡々とした表情は変わらない。「自分はプロではないけれど、同じ場所に立ったらやることは同じゴルフ」と今週も堂々と戦っていく。(東京都稲城市/桂川洋一)

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