大会主催者が2年連続欠場の石川遼に不快感 JGTOに厳罰強化を要求
2011/09/11 18:48
三重県のTOSHIN Lake Wood Golf Clubで開催された国内男子ツアーの第14戦「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN LakeWood」。大会を主催した株式会社トーシンの石田信文代表取締役社長が、今大会を欠場した石川遼と日本ゴルフツアー機構(JGTO)に対し不快感を示した。
石川サイドはJGTOに対し8月下旬までに出場をエントリーしたが、開幕直前に左肩の違和感を理由に初開催となった昨年大会に続く欠場を決めた。主催者側は石川の出場を見越してギャラリーバス、仮設トイレや警備等の増強準備を進めていたが、急遽欠場となったことでその投資が“水の泡”に。同社長は「石川遼が大会に来るか来ないかは大きい。そこにはお金がかかる。でも地元のファンは喜ぶ。『来ない』ということが分かっていれば…」と話した。
JGTOの規定では2年連続で同一大会を欠場した場合は100万円の罰金が科されているが、同社長はさらなる厳罰の強化を要求。改正されない時は、男子ツアーから撤退し、女子ツアーを主催する可能性も示唆した。
ドンファンが4年ぶりのツアー2勝目をマークした直後の18番グリーンで行われた表彰式。石田社長は「優勝おめでとう、の前に」と切り出し、大会に石川が出場しなかったことをギャラリーや関係者に対して“謝罪”していた。