2011年 フジサンケイクラシック

谷原秀人がパパに!4年ぶりの大会制覇を狙う

2011/08/31 17:06
開幕前日のプロアマ戦に出場した谷原秀人は笑顔が絶えなかった

1日(木)に山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開幕する国内男子ツアー第13戦「フジサンケイクラシック」。これまでツアー通算9勝を重ねてきた谷原秀人にとっては、今大会が大きな節目の一戦となりそうだ。

開幕3日前の29日(月)、2008年に結婚したタレントで女優の絢香夫人が待望の第一子(男の子)を出産。病院でその時を待った谷原は「泣き声を聞いただけで感動した。じーん、ときた」と愛息の誕生を喜び、「本当に頑張ってくれました」と愛妻に感謝。名前を決めかねており、頭を悩ませるが本業への気持ちも高まる。通算10勝に、あとひとつと迫る中「頑張ろうと思う。ミルク代を・・・」と照れ笑いを浮かべて話した。

今季は開幕から4試合連続で決勝ラウンドに進めず苦しんだが、夏場を前に徐々に調子も上がってきた。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ前週の「VanaH杯KBCオーガスタ」では優勝争いに絡むことはできなかったが、「ショットの方はだいぶ良くなってきている」と手応えもある。

「今週もグリーンの勝負になる。難しいから。これだけ雨が降ってもスピードが出ている。芝目と傾斜をしっかり読むことができるか。セカンドショットからが大事」と意気込む谷原。この「フジサンケイクラシック」では2007年大会で優勝。当時は濃霧のため54ホールの短縮競技となる中、初日から首位を守り続けてゴールテープを切った。そして今大会も開幕直前から台風による荒天が予想されている。「あとは流れ。だんだんと不安が無くなってきている。我慢を続けて、頭を使いながらやりたい」と力を込めた。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

2011年 フジサンケイクラシック