池田勇太は後半に修正能力を発揮し28位タイスタート
今季の国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」は2日(木)、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開幕。今季初優勝を狙う池田勇太は、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「74」で回り3オーバーの28位タイで発進した。
池田は前半、開幕前から攻略のキーポイントに挙げていたティショットに苦しんだ。1番で右ラフに打ち出すと、第2打をグリーン左奥にこぼしてボギー発進。続く2番(パー5)でもティショットを左の斜面に曲げてバーディを逃した。
3番(パー3)で6メートルを沈め、6番(パー5)で第3打を確実に1メートルにつけてバーディを奪いアンダーパーとするが、続く7番からはまさかの展開。パーオンを逃した7、8番、3パットした9番で3連続ボギー。さらに続く10番も第1打を左に曲げ、3オン3パットでダブルボギー。中盤4ホールで5つスコアを落としてしまった。
しかし、土壇場から徐々にティショットを修正して持ちこたえた。11、12番はスコアこそ伸ばせなかったが、第1打できっちりとフェアウェイをとらえた。14番ではグリーン右下の深いラフからロブショットで“寄せワン”を決めパーを奪取。続く15番(パー5)で5メートルを沈めてバーディ。3オーバーでホールアウトし「最後によく踏ん張った」と胸をなでおろした。
前週の「ダイヤモンドカップゴルフ」ではエースの福田キャディを首痛で欠いたが、今週復帰。好調といえない状態が続いているが、モチベーションは高い。今大会で優勝し、6月13日時点の世界ランキングで50位以内に入って「全米オープン」出場権を獲得する青写真も描いている。「まだまだ上位を狙える位置にいる。今日は今日でもう終わり、明日からのことを考えるしかない」。その目がとらえているのは頂点だけだ。