惜しくも3位タイの河野晃一郎「満足感がちょっと勝ってる」
2011/05/01 19:19
最終日、大混戦となった「中日クラウンズ」の優勝争いの中に、今季初シードを獲得した河野晃一郎という選手が混じっていた。昨シーズン終盤、「ANAオープン」で最終日最終組をプレー。翌週の「コカ・コーラ東海クラシック」でも4位に入り賞金ランキング67位で今シーズンの出場権を掴んでいる。
注目すべきは昨年のサンドセーブ率1位というデータ。この日も最終18番でグリーン右手前のバンカーからあわやチップインという見事なバンカーショットを披露。決まっていればプレーオフへ進出する、1打差の3位タイで4日間の戦いを終えた。
「落としどころは山の向こうと思っていて、その通り行ってくれたので、入るか入らないかは運ですね」と、このショットを振り返った河野。プレー中のにこやかな笑顔が印象的だが、競技終了後も「後半、片山さんがすごく良いプレーをしていて、雨が降っても風が吹いても落ち着いてやっているのを見て、すごく勉強になりました。それがこういう結果になったんだと思います」と控えめ。
「(嬉しさと悔しさと)両方あるけど、でも満足感がちょっと勝ってると思います。僕なんて学生のころから良い成績を出してきた訳じゃないし、ここで出来るのが十分過ぎることなので」。謙遜するが、米国のミニツアーで4勝を挙げている実績の持ち主でもある。