2011年 つるやオープンゴルフトーナメント

星野英正が開幕戦に続いて好スタート

2011/04/21 21:08
故郷の仙台に思いを馳せ「俺が頑張るしかない」と誓う星野英正

国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」が21日(木)、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで開幕。星野英正が8バーディ、2ボギーの「65」をマークして6アンダーの5位タイで発進した。

前週の「東建ホームメイトカップ」では初日にホールインワンを達成し、新シーズンの幸先のいいスタートを切った星野。この日は出だしの10番で10メートルを沈めたのをきっかけに、バーディを着実に重ね、同組の石川遼を1打しのぐ6アンダーで第1ラウンドを終えた。

宮城県出身の星野は東日本大震災で家族、関係者が被災したひとり。家財道具は壊れ、家の中は目茶目茶になった。そんな中で迎えた前週の開幕戦。結局、最終日に振るわず、12位タイで終えたが、ホールインワンで手にした賞金とともに、まず300万円以上を稼いだ。母親の喜美江さんに電話で報告すると「ちょっといい声で、初戦としては良かったねと返ってきた」。星野自身がその声にひとまず、胸をなでおろしたのは想像に難くない。

3シーズンぶりの優勝に期待は高まる。「俺が頑張らないと。今年は自分のためと言うか、全試合、東北のためにやるつもりです」。クールな表情は一層引き締まった。

2011年 つるやオープンゴルフトーナメント