2010年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

勇太、耐えるゴルフで首位キープ!

2010/12/03 18:14
まぶしいし、逆風はきついし、と目をしかめる池田勇太の4番ティショット

「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の2日目、単独首位に立つ池田勇太は予定より1時間遅れの11時30分にティオフ。しかし、1番ホールの第1打は、左に出て斜面を転がり落ちると、隣の10番ホールのラフでようやく止まった。

打ち上げで林越えの第2打だったが、これをグリーン右サイドのラフへと運んだ池田は、アプローチを1.5mに寄せてパーセーブ。この日を象徴するかのような立ち上がりとなった。

池田が4番に差し掛かる頃から強烈な風が吹き始める。「対処しきれないよね、普通に考えてね」と呆れ顔で振り返った池田。このホールでダブルボギー、5番でバーディを取り返すも、続く6番で再びボギー。9番でもボギーを叩き、前半は2つスコアを落として折り返した。

しかし、後半は一転、アイアンショットをピンに絡めて10番、16番、17番とバーディを奪い返す。「後半は良く3アンダーで回ったと思う」と自画自賛のラウンドで、通算8アンダーと一つスコアを伸ばして、2位に3打差をつけて単独首位をキープした。

逆転賞金王へ向けて、優勝が最低条件の池田。「明日以降どういう状況になるかは分からないし、1打でも多くリードしておくことが自分にとっては有利な状況」と、36ホールを終えての首位にも、浮かれる様子は微塵も無かった。

2010年 ゴルフ日本シリーズJTカップ