【GDO EYE】初勝利が呼び水に!? 松村にブレイクの予感
2010/10/08 19:53
先週の「コカ・コーラ東海クラシック」で三つ巴のプレーオフを制し、嬉しい初優勝を手にした松村道央。2007年のプロデビュー戦から3年目の勝利は、それほど遅くはない感もある。いや、むしろ早い部類に入るのではないだろうか。
それでも、自身の中では長く辛い3年間だったようだ。スポンサーを始め、多くの人から優勝への高い期待をかけられていたという松村。その重荷を、先週の優勝で一気に吹き飛ばした。「1勝したことで、これまでしょっていた肩の重荷が取れました。もう気楽ですね」。
その状況の変化は、今週開催の「キヤノンオープン」にも良い方向に動いている。2日目を終えて、首位に2打差の9位タイ。この日も6個のバーディを量産し、優勝争いに名乗りを挙げた。たった1勝、されど1勝。なんだか、貫禄さえ漂っているように見えるから不思議だ。
「とりあえず、今日までは思い通りにプレーできています。これからプレッシャーがかかる場面でも、気楽にできれば良いですね」。プロの世界では1勝目より2勝目が難しいとも言われるが、重い足かせから解放された今の松村には、近い将来に訪れそうな予感がする。(編集部:塚田達也)