2010年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

【GDO EYE】石川遼が、矢野東が・・・クロスハンドがブームを呼ぶ!?

2010/07/23 20:21
4番グリーンから、人生初のクロスハンドに挑んだ矢野東。5番からの4連続バーディは、その賜物!?

今週の「セガサミーカップ」で、にわかにパットのクロスハンドグリップが話題に上っている。アドレスを正面から見て、左手より右手を下にして握る、いわゆる“順手”が一般的な握り。左右の手を上下逆にして握り、左手主導で打つグリップをクロスハンドと呼ぶ。

石川遼はこの日の第2ラウンドで、プロ転向後では初めて競技中にクロスハンドに挑戦した。「クロスハンドは、右手の強さを制御する握り方。右手が強すぎると手先だけで打つストロークになりがち。そういうことがないようにするため」と、クロスハンドのメリットを説明する。

また、この日偶然にも矢野東が、「人生初」というクロスハンドグリップを試みた。理由は、「全部入れたいから」というシンプルなものだ。「アドレスでパターのラインがスクエアになる。インパクト後も顔が残るし、フォローでヘッドが低く出る。フォローでの体の動きも、順手より良かった」。この日1番ティからスタートした矢野は、4番のグリーンからクロスハンドを実施。その後、5番から4連続バーディを決めるなど、効果は覿面だった。

この2人以外にも、プロの世界では取り入れている選手が多いクロスハンドグリップ。これを契機に、アマチュア界にもクロスハンドがブームを呼びそうな勢いだ。(編集部:塚田達也)

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