【GDO EYE】相性の良さだけじゃない!首位・宮本の内なる想い
2010/06/06 09:26
今季の国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権シティ杯宍戸」は、再開された第3ラウンドを終え、宮本勝昌が2位に7打差をつける単独首位で独走態勢に入っている。
この3日間を「69-67-68」。安定したスコアを出し続けているが、ここ3日間のフェアウェイキープ率は50%で44位。第3ラウンドに限って言えば、パーオン率は55.56%で45位。しかし、グリーン周りの小技に加え、パッティングが好調(3日間の平均パット数は1.7368で9位)で、パーキープ率は90.74%と堂々の1位につけている。
過去7勝を挙げている宮本だが、そのうち3勝が日本と名のつくメジャータイトル。今大会は01年に制しており、もし今年優勝したら通算8勝の半分がメジャー勝利ということになる。
そんな宮本だが、メジャーとの相性の良さは「バイオリズムですかね?特に無いんじゃないですか」と、あっさりしたもの。それでも、今大会にはちょっとした思い入れがある。
大会に先駆け、先月5日に六本木ヒルズで行われたファンとの集い。毎年、選手会長という立場もあってこのイベントに参加していた宮本は、今年も中嶋常幸、深堀圭一郎、石川遼と共に出演し、トークショーやチャリティオークションを行った。「今年は関係ないのに呼んでもらえたし、恩返しじゃないけど頑張っている姿をお見せしたいなと思って」。男気に満ちた男が、08年の開幕戦以来の優勝に向け燃えている。(編集部:今岡涼太)