「もしかしたら、来年売れちゃうんじゃないの?」前澤友作氏が感じた新規大会のポテンシャル
◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 最終日(27日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652 yd(パー70)◇晴れ時々曇り
実業家の前澤友作氏が発案する新規大会が終了し、前澤氏は「皆さん非常に喜んでくださったので、これは来年につながると思っています」と来年も開催する意向を明かした。本大会は14日(月)から10日間にわたってプロアマ戦が行われ、プロと回るチケットを100万円(1組最大3人)で一般販売。一緒に回りたいプロはオークション形式で指名、全組にラウンドガールが帯同するなど、これまでにない取り組みが行われた。
プロアマチケットの売り上げは最大4億円を想定していたが、7000万円届かず3億3000万円で終了。「もっともっと底力があると思っていたので、我々の力不足。来年はもっと告知して、今年以上の売り上げを目指したい。理想は全枠ソールドアウト」と話した。
来年に向けた課題として、本戦の集客についても言及。初開催の今年は運営の観点から想定以上のギャラリーが来場する可能性を考えて、チケット料金を各日1万円と高額に設定したが、結果は従来トーナメントとの比較でも少数といえる4日間トータル3641人に終わった。「塩梅がわかりましたので、来年はもうちょっとチケット代を下げて多くの方に来ていただけるように」とした。
一方で「一般ファンとのプロアマ戦」という男子ツアー初の試みには手ごたえを感じた。「プロアマの楽しさを初めて実感された方がいらっしゃった」と、喜びの声は届いているといい「もしかしたら、来年売れちゃうんじゃないのという期待がある」。PR方法やジュニアイベント開催など新たなアイディアはすでに浮かんでいるとして「挑戦無くして進化なしということで、できることをやらせてもらいました。誰に何を言われても、新しいことを続けていく大会でいたいと思います」と締めくくった。(千葉県睦沢町/谷口愛純)