2024年 ANAオープン

“2人連続”イーグルも…石川遼43位発進「結果には偶然がある」

2024/09/12 18:49
石川遼と鈴木晃祐は同じ組、同じホールでイーグルを決めた

◇国内男子◇ANAオープン 初日(12日)◇札幌GC 輪厚C(北海道)◇7066yd(パー72) ◇晴れ(観衆1730人)

クラブハウスに近い14番グリーンで大歓声が続いた。121ydを残してPWを握った石川遼の2打目は、左サイドに立つピンに向かってカップの中へ。パーを並べて迎えた開始5ホール目で、イーグルが先行した。

すると、次に打った同伴競技者の鈴木晃祐のセカンドも、残り116ydからロフト50度のウェッジでまたカップイン。「本当に珍しい、確率で言えば本当に低いことだと思う。ああいうのはめったにないので面白い」と石川。驚きの光景には違いなかったが、その後のプレー内容と、首位の小木曽喬に7打差となる2アンダーの滑り出しには不満が募った。

課題は2日目に克服したい

微風と言えた午後のコンディションで、フェアウェイキープ率35.71%(5/14)とティショットに苦しんだ。「グリーンも止まるので、スコアは全体的に伸びた。そこについていけるよう内容じゃなかった」と1イーグル2バーディ、2ボギー「70」のスコアには課題も多い。

会心と思われた14番のシーンも「結果がうまくいってしまっただけ。狙い通りではなかった」と打ち明ける。「ショットの感触が微妙で、その感じのまま終わってしまった。良いショットを打っていたら、流れは続いておかしくない日。すごくもったいない。結果には偶然がある。スイングだけは良い状態にやっぱりしておきたい」。初日43位は直近9回の本大会でワーストスタート。様相はバーディ合戦。修正を急ぐ。(北海道北広島市/桂川洋一)

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