桂川有人 5月末のドイツ開催「ヨーロピアンオープン」から欧州参戦
◇国内男子◇関西オープン 事前(15日)◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀)◇6869yd(パー70)
桂川有人が15日、ドイツ開催の「ヨーロピアンオープン」(5月30日開幕/グリーンイーグルGC)から同ツアーに主戦場を移すことを明かした。今週と、来週「~全英への道~ミズノオープン」(23日開幕/岡山・JFE瀬戸内海GC)を終えて渡欧する。
桂川は3週前の日欧共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で日本勢6人目の欧州ツアー優勝を達成。昨年は米下部コーンフェリーツアーに挑戦し、米ツアー(PGAツアー)参戦を狙うなど海外志向の強い25歳は、欧州ツアーの今季終了時のポイントランキング上位10人に米ツアー出場権が付与されることもあり、参戦に踏み切った。
毎週のように国境をまたぐ移動となる同ツアーに「これから必要なことがまだ全然想像もつかなくて…」と不安を口にしながらも、「向こうに行っちゃえば“こんなもんか”と思うかもしれないし“やっぱりキツイな”と思うかもしれない。でも、それも含めて挑戦したいって感じです」と笑ってみせた。
今後のことは、川村昌弘や中島啓太ら欧州ツアーの先輩に相談する。移動や宿泊先は当面の間、欧州ツアーがオフィシャルで手配するホテルや、空港からのシャトルを利用する。中学卒業後にフィリピン・マニラに単身ゴルフ留学するなど「知らないことを知りたくなっちゃう」旺盛な好奇心を胸に、欧州ツアーも単身で乗り込むという。
飛距離アップに成功するなど、オフから取り組んできたトレーニングについては「今年1年かけてやっていく方針だったので、今はまだ(10のうち)2ぐらい。でも、レールに乗った実感はある。トレーナーさんと連絡をとりながらしっかりやりたい」と話した。(滋賀県東近江市/加藤裕一)