2009年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

ダブルイーグルの宮里優作「あれ?宝くじはもらえないの??」

2009/11/29 20:14
ダブルイーグルを奪った宮里優作はドライビングディスタンス賞の額賀辰徳(右)と同じく50万円の賞金を受け取った

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の決勝ラウンドには、最終18番パー5でイーグルを達成した選手に年末ジャンボ宝くじが3,000枚(該当者複数の場合は均等割り)進呈されることになっていた。昨年から始まった特別賞で、昨年は該当者が出なかったが、今年ついに達成者が生まれた。

8アンダー13位タイからスタートした小田龍一が、16番、17番と連続バーディを奪い13アンダーまで伸ばし気分良く迎えた18番。先週の「ダンロップフェニックストーナメント」でも最終日の最終ホールでイーグルフィニッシュを決めたが、その時のイメージを思い出し、見事にイーグルを獲得。

そして、18番を取り囲んだ大ギャラリーの大歓声が鳴り止まぬうちに、ひとつ後ろの組でラウンドしていた宮里優作が、残り252ヤード地点から第2打を放った。5番ウッドで運ばれたボールは上空を高く舞い上がりピンに向かって一直線。

見ていたギャラリーは何が起こったのかわからないぐらいの劇的なカップインだった。大歓声を受けた宮里は、一瞬ベタピンに付いたのか入ったのか分からなかったぐらいだ。さて、イーグル賞は看板を見て分かっているが、その上をいくダブルイーグルは?と思っていると。「特別賞が用意されるらしいよ」と聞かされ、宝くじではないことを知った。

宮里には、主催のカシオ計算機(株)などから賞金として50万円が進呈されることになった。宝くじは90万円相当だが、当れば高額当選の可能性もある。仮に全部7等(10枚に1枚の当千金300円)だった場合は9万円になってしまう。どちら良かったかは、2010年になって小田に聞いてみないと分からない。

2009年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント