遼「正直疲れはあります!」練習は9ホールで切り上げ
2009/11/24 18:45
国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の指定練習日となる火曜日に、賞金ランキングで首位に立つ石川遼が現れ、午前9時3分に1番ホールから練習ラウンドをスタートした。前日は高校生からのモザイクアート贈呈のセレモニーに出席したあとは、父親と関係者と海釣りに出かけ、大物を釣り上げリフレッシュした。
練習ラウンドではドライバーショットを何度も行なった。「先週の最終日から低い弾道を試しています」という石川。スイングも微調整を加え、インパクトゾーンを長くとり、ヘッドスピードが最大のところでボールをリリースする方法を試している。この微調整でさらなる飛距離アップを目指している。
9番ホールではドライバーショットを4回行い、右サイドのバンカー越えを狙ったが、それが叶わず思わず深いため息を漏らした。9ホールを終えた石川は「やっぱり止めます」と一言。朝のスタート時には18ホールにするか9ホールで止めるかは決めておらず、9ホールを終えた時点で切り上げる決断を下した。
「正直、疲れを感じざるをえないですね。9ホールやってみて、自分の身体と話をして、休んだほうが明日にもいいと判断しました」。クラブハウスに戻った石川は、椅子に座ってハーフで終了したいきさつを話した。石川が会場を後にした14時ころから雨が降り始めたため、この決断は冷たい雨に打たれることが無かったため正解だったようだ。