2009年 三井住友VISA太平洋マスターズ

故障中の池田、残り全試合の欠場を示唆

2009/11/15 18:28
賞金ランクトップの座を石川遼に譲った池田勇太。右手首のテーピングが痛々しい

「三井住友VISA太平洋マスターズ」を賞金ランクトップで迎えた池田勇太だったが、最終成績は通算イーブンパーの45位タイ。石川遼に逆に約550万円差をつけられ、トップの座を譲る結果となった。

原因不明の右手首痛。今週も出場が危ぶまれるほどの症状の中、予選ラウンドは手首に負担をかけないようなマネジメントに徹して上位争いを続けていた。だが、無理が祟ったのか決勝ラウンドに入ってからは連日のオーバーパー。明らかに、本調子から程遠い内容だった。

最終ラウンドを終えた池田は、「手をかばってプレーしているので、他がボロボロになってきている。左腰に左肩。このままやっても、どこかが故障してしまう」と沈うつな表情。「残り(3試合)を全部辞める、という選択肢も考えている」との考えも明かした。

「(賞金王は)もったいないけど、出ればいいというものじゃないしね。今回は諦めて怪我を治すのか、無理をして頑張るのか。どちらかしかない訳だから。全てを踏まえて、自分なりに判断するしかないかな」。若手2人による賞金王争いも大詰めを迎えている今、池田の故障は何とも残念な状況。まずは、賞金総額2億円の次週開催「ダンロップフェニックストーナメント」への判断が気になるところだ。

2009年 三井住友VISA太平洋マスターズ