2022年 日本シリーズJTカップ

最終日へのプランは「打ち砕かれて…」 石川遼はダブルボギーで後退

2022/12/03 16:16
問題の15番ティショット

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目(3日)◇東京よみうりCC(東京)◇7023yd(パー70)

「いい事もあるんですけど」と、うまく行かない一日にため息が出た。前半をボギーなしの3アンダーで回った石川遼は、15番(パー3)のダブルボギーで失速。4バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「69」で、通算5アンダー11位で終えた。

15番のセカンドはこんなところから

目指していたのは「最終日最終組に、なるべく近い位置でスタート」。順調にスコアを伸ばして一時は2位まで上がったが、不穏な空気が流れたのは14番のセカンドショット。フェアウェイから打った残り110ydの第2打は、「力感のミス」と狙いより9mショートした。2パットで入れてパーでしのいだが違和感が消えない。

6Iを握った続くパー3のティショットは、ピン手前を狙ったがグリーン左奥に外して坂の下に転がり落ちた。そこから3オン2パットのダブルボギーを叩き、「ちょっと小さめのクラブを持ったから、奥は(警戒が)消えていた。狙い方のミス」と振り返った。

6番で2つ目のバーディ

首位とは6打差に離れ、狙っていた最終組は自分の3組うしろでスタートする。目標は「打ち砕かれて」と苦笑が漏れたが、悪い部分ばかりではない。「ショットも今は悪くない。しっかり考えたい」と切り替えた。(東京都稲城市/谷口愛純)

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